◆◇現在のポジション◇◆
通貨ペア:豪ドル円
エントリー:75.95円ショート 含み損
ストップ:未定
現在のレート:77.05円
6月はどういう相場展開になるのでしょうか?
期待と不安が入り混じった状況が続きそうです。
28日のニューヨーク株式市場でダウ平均は反落し、前日比122ドル36セント(1・2%)安の1万0136ドル63セントで終えた。米英市場は31日が 休日で、この日が5月の取引最終日。日本など他の主要国は週明けに月末最終売買日を残している。
ダウ平均は4月まで3カ月連続で上昇していた が、5月に入って市場環境が一変した。ギリシャなどの財政問題が、欧州景気の鈍化懸念や金融システム不安にまで波及。ユーロ圏の信認が揺らぎ、米株式市場 でも投資家のリスク回避が強まった。
市場の不安心理が高まった6日には、ダウ平均が前日比998ドル安と取引時間中で過去最大の下げ幅を記録し た。
ギリシャ危機の発火点となった欧州の主要市場の株価指数は、5月にドイツが3・1%、英が6・6%、フランスが7・9%下落した。これらに 比べると、危機とは直接の関係が薄いはずの米国やアジアで値下がりの大きさが目立った。
アジアでは中国の金融引き締め観測に加え、朝鮮半島問題 が緊迫化する「地政学リスク」が台頭し、上海総合指数や韓国総合指数はそれぞれ7%前後下落した。なかでも輸出企業の多い日本株は対ユーロやドルでの円高 が企業業績の悪化懸念を招き、日経平均は11・7%も値下がりした。先進国では最大の下落率で、08年10月(23・8%)以来の大きさとなる。逆にドイ ツはユーロ安が輸出競争力を高めるとみられ、下げが小幅にとどまった。
マネーは安全性の高い資産に流れ込み、日米の国債が買われた結果、長期金 利が低下。ニューヨークの金先物相場は5月中旬に史上最高値を付けた後に下落していたが、再び資金が流入するなど、各市場で不安定な値動きが続いている。
5月の外国為替市場では、対円でユーロやオーストラリアドルが大幅に下落した。ギリシャ危機でリスクを回避する動きが広がり、流動性の高い円やドルが買わ れたためだ。低金利の円は対ドルでも小幅上昇した。
ユーロは5月中、対円で10・8%下落。財政不安がスペインなどに拡大する懸念から、ユーロ は一時、約8年半ぶりの低水準となった。
豪ドルも円に対して11%の大幅な下落。個人投資家が外国為替証拠金(FX)取引で損失確定を目的とす る豪ドル売り・円買いを迫られたケースが出た。英ポンドも対円で8%下落したが、英新政権による財政再建への期待などでユーロや豪ドルに比べると、下落幅 はやや小さかった。
2010/05/29, 日本経済新聞より